「この会議、何のためにやってるんだっけ…?」
社会人になってから、そんな疑問を感じたことはありませんか?
ある調査では、日本のビジネスパーソンは年間で約6割の会議が「非効率」と感じているといいます。
僕自身も、20代の頃は会議が迷走しがちで、残業や資料修正に追われる毎日でした。
でも、あるシンプルなフレームを知ってから 「会議の質が一気に変わった」 んです。
それが 「会議は準備で8割決まる」 という考え方。
今回は、5分でできる会議準備の最強テクニック を紹介します。
こんな人におすすめ
- 会議がいつも迷子になる、結論が出ない
- 残業が多く、仕事効率を上げたい
- 上司に「こいつできるな」と思わせたい
- ファシリテーションが苦手で困っている
- チームでの議論がまとまらず、時間だけ過ぎていく
5分でできる会議準備の結論
まず、覚えてほしい結論はこれだけです。
「■MTGの終了条件 ■アジェンダ(シナリオ/分) ■事前のご依頼事項」
これをそのままコピーして辞書登録してください!
この3点を、会議招集メールやチャットに貼るだけで効率が爆発的に上がります。
では、それぞれを具体的に解説していきましょう!
1. MTGの終了条件を決める
会議が迷子になる最大の原因は「ゴールがないこと」。
- 悪い例:課題を議論する、新商品の説明をする
→ 「すること」しか決まっておらず、終わった後に何が得られたか分からない。 - 良い例:課題が3つに絞られ、解決策が明確になっている状態
→ 終了条件が「状態」として定義されている。
ポイント
「何をするか」ではなく 「どんな状態になったら会議は終わりなのか」 を決めましょう。
2. アジェンダ+シナリオを用意する
アジェンダだけ書いても、進め方が決まっていなければ迷走します。
「シナリオ」=どの順番で何分かけて進めるか まで決めるのがコツです。
惜しいアジェンダ例
- 背景共有
- 施策の洗い出し
- 絞り込み
これだけだと、「どう進めるのか」が分かりません。
良いアジェンダ例(シナリオ付き)
- 背景共有(資料を使い要点のみ説明/5分)
- 施策洗い出し(付箋に記入→共有→カテゴライズ/30分)
- 絞り込み(重要度を基準に3つに絞る/10分)
→ 「この会議、こう動くんだな」とイメージできることが重要です。
3. 事前のご依頼事項を伝える
当日いきなり意見を求めても、良い議論はできません。
事前に 「これを考えておいてほしい」「この資料を確認しておいてほしい」 を伝えるだけで、生産性が劇的に上がります。
例:
- 「事前に○○の案を3つ考えてきてください」
- 「添付資料を読んで、疑問点をメモしておいてください」
事前にメールするのはこんな感じ
==
みなさま
お疲れ様です。とる太です。
○/○ 15:00~16:00に招集させていただいた表題の会議ですが、
以下の通り進めていきたいと存じますので、
事前にご確認のほど何卒よろしくお願いします。
- MTG終了条件(目的)
・新サービスのローンチスケジュールが確定し、必要なタスクが明文化されている状態。
・各タスクの担当者と期限が決まっている状態。 - アジェンダ
①目的と終了条件の確認(5分)会議のゴールを当方より説明
②進捗・課題の共有(15分)各チームから進捗・懸念点を簡潔に報告(1チーム3分)。
③タスク洗い出し・スケジュール策定(20分)カレンダーを見ながら全タスクを出し、優先順位付け
④担当者・期限の割り振り(10分)誰が何をいつまでにやるかを明確化。
⑤決定事項・ToDo確認(5分)会議終了条件を満たしているかチェック。次回の会議日程を確認。 - 事前のご依頼事項
・各担当者は 現状の進捗と課題を3点以内にまとめたメモをご持参下さい
・マーケティングチームは ローンチに必要な制作物(LP・SNSバナーなど)の案を事前に提出下さい
・エンジニアチームは 開発完了見込みとテスト計画を簡単な整理お願いします
==
慣れてくるとこのメールを5分で送れるようになります!
まとめ
会議は、「集まってから考える」では遅い。
たった5分の準備で、結論までのスピードと質が劇的に変わります。
まずは、次のテンプレートを会議招集メールにコピペしてみてください。
■MTGの終了条件
■アジェンダ(シナリオ/分)
■事前のご依頼事項
これだけで会議の迷走・長時間化が減り、
「あの人、会議上手だな」と一目置かれるはずです。
明日の会議から、ぜひ一つだけでも試してみてください!
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